私は2018年10月に東京から沖縄に、妻と1歳の子どもと3人で移住しました。その際に引っ越した際にかかった費用やそれ以外にかかる費用、費用を抑えるポイントなどを書きます。
沖縄移住を検討されている方は参考にして頂ければと思います。
まずタイトルの通りですが、東京から沖縄に引っ越す際は引越し業者を利用したのですが約22万円でした。
これが高いか安いかは個人の感覚次第ですが、大型冷蔵庫や洗濯機、食器棚などを運んでもらっての金額なので個人的にはだいぶ安く済んだと思います。
移住検討中の方のために細かな部分まで突っ込んで書いていきたいと思います。
Contents
沖縄移住の際にかかる費用は何がある?洗い出す!&掛かった費用を公開!
まずは、かかる費用を洗い出す!
まず、そもそもですが沖縄移住の際には単純な引越し費用以外にも諸々お金がかかります。
それを洗い出す必要があります。
▶下見の際の旅費
▶物件の契約費用
▶引越し費用
▶車の購入費、輸送費、保険等
▶家具購入費
などです。
この中で大きな出費は、「下見の旅費」「引越し費用」「車の購入費」でしょう。車は現地で買ってもいいですが、私は東京で用意する決断をしました。
これらの費用などについて、ポイントとなる点や後で分かったこと、オススメの業者などを書いていきます。
私が沖縄に移住する際にかかった費用を公開します。
下見の際の旅費 | 飛行機代 無料(マイル) |
宿泊費 民泊 約7万円 | |
物件の契約費用 | 約30万円 |
引越し費用 | 約22万円 |
車の購入費 | 10万円 |
車の輸送費 | 5万9000円 |
車の保険 | 約4万円 ※三井ダイレクト損保の方が安かった |
家具購入費 | 約3万円 カーテン等 |
住むエリアを決める下見に掛けた期間、どこを見たか?役に立ったか?
私たちの場合、【住むエリアを決める下見】として1週間ほど沖縄に滞在しました。エリアは宜野湾市です。
結論を言えば、この滞在はほとんど役に立たなかったです(笑)
そもそも宜野湾市に住んでないです。
正直、1つの場所に最低3週間くらいは滞在しないと何も見えてこないと思います。1カ月くらい経って何となく土地勘や、その場所に住んだ場合の生活導線が分かってきて、そこから、こっちの方が○○の店があるとか、ドラッグストアが近いとか、この道路は夕方に道が混むとか分かってきます。
全体像を把握できるのに2~3か月はかかりますので、個人的には下見の滞在は不要だと思いました。
また、不動産屋の人の話では物件を見ないで決める人も多いそうです。何故かというと、転勤で沖縄に来る人も割と多く、転勤の2週間前とかになって転勤を命じられるからのようです。
妻が沖縄で出来たママ友でもそういう人がいて、旦那さんの転勤命令がいきなり来て、バタバタと2週間程度で沖縄から引っ越した人がいます。
意外だったのは、沖縄の不動産屋は思っていたよりも全然ちゃんとしてたことです。色々教えてもらって助かりましたし、本当に有難かったです。ネットで調べるよりも、不動産屋の人に聞いた方がニーズに合った住むべきエリアとかを教えてくれると思います。
沖縄の不動産価格は安くないが、契約内容は都内の常識からすると嬉しい面が多い!
沖縄の不動産相場はそこまで安くない、むしろ高い
沖縄の不動産価格はかなり上がっているそうです。今引っ越すのはバカという人もいるくらい高くなっているようです。
たしかに数年前に調べたときより物件の値段は上がっています。記憶では、那覇市の2LDKのグレードのそれなりに高いマンションで7万円くらいだった記憶があります。多分今では2万円以上上がっていると思います。
それでも都内に住むことを考えると、まだまだ割安です。
安さだけで言えば福岡の方が住みやすくてお得だとは思います。(私は住んだことはないですが、奥さんが住んでいたことがあるので)
契約内容は都内の常識からすると嬉しい
沖縄の不動産賃貸の契約は都内暮らしが長かった私には非常に嬉しい面が多かったです。
それは、
◆基本、更新料がない
◆礼金なし物件が多い
という点です。
「家賃の1か月分の更新料」という謎の費用に疑問を感じている人も多いと思いますが、それが沖縄では基本的にないです。あっても数千円レベルです。
都内に限らず、沖縄以外の多くの地域では1か月分の更新料がかかるようですが、それが無いのは本当に嬉しいです。
また、「礼金あり」の物件もありますが、都内に比べるとだいぶ少ない印象です。感覚値で物件の半分近くは礼金なしです。
ただ、沖縄の不動産価格も上がっていますし、空室は少ないです。当然流れは変わっていく可能性は十分にあります。
実際に「東京→沖縄」の引越しにかかった費用
引越しは、家具を処分して現地で買うことも検討したのですが、それなりに大型の長く使える家電も買ったので持っていくことを前提に考えました。
複数社引越しの見積を取りましたが、相見積もりを取ることによって安く抑えることが出来ました。引越し費用は22万円程で済みました。
引越しの見積は一括見積が便利です。
沖縄への引越しの場合には、ベテランクラスの営業マンが必ず来るようです。考えてみれば当たり前で都内なら5万円程度の金額ですが、沖縄への引越しは安くとも25万円前後はするようです。
業者によっては50万円近い金額を提示してくる会社もありましたので、引っ越し業者選びは、複数社で相見積もりを取って慎重に選んだ方がいいです。
私たちの場合には、閑散期で平日だったので最安値と言えるレベルで出来たのも良かったのかもしれません。
ちなみに、引っ越し業者は即決価格を提示してきて、ついつい気持ちが揺らぎます。そうなるとキャンセルは出来ないように思ってしまいますが、法律を調べると普通に違約金等かからずキャンセル出来ます。(何日前まどの期限あり)
さすがにキャンセルのことを自分から話す営業マンはいなかったですが、聞いたらその通りでしたので大丈夫です。とはいえ、あまりにも非常識なキャンセルはしない方が良いとは思います。
車の輸送費を払ってまで都内で車を買った理由
沖縄は車社会なので車は必須と言えます。都内ではマイカーを持たずにカーシェアリングを使っていたので、当然車を購入することになります。
現地で車を買うか迷ったのですが、結果都内で車を買って「5万9000円の輸送費」を掛けて運ぶことにしました。
理由1 車を買って納車までの期間とその間の足
基本的には沖縄に長く住むつもりでしたが、どうなるか分かりません。しかも、塩害がどの程度なのかも分からないので、まずは20万円程度のボロい車で十分です。
で、そのボロい車を現地で買うにも現地までレンタカーかタクシーで行く必要がありますし、すぐに手ごろな車があるかどうかも分かりません。納車までどれくらいかかるかも分かりませんし、それまでの間はレンタカーを借りることになります。
レンタカーを数週間借りると、それなりにお金がかかります。調べたところ確か安くても10万弱はかかったのでそれは無駄なお金というより、その分を輸送費に掛けた方が良いのではと思いました。
理由2 輸送の際に車に荷物を積める
都内から輸送するメリットの一つに、車に荷物を詰めて運べることがあります。あまりにぎゅうぎゅうに詰めるのはNGですが、ある程度は大丈夫です。
このメリットは、沖縄に引っ越しした当日に荷物を受け取れることです。
引越しの荷物を、引っ越し先の沖縄で受け取るには少なくとも沖縄に着いた日の翌日になります。布団とかを車に積めば、当日布団で寝れます。
当日車を受け取れればの話ですが、これは出来ます。(私の場合には飛行機が大幅に遅れて、車を受け取れる時間を過ぎてしまうというなんとも酷い目に遭いましたが・・・)
理由3 慣れない沖縄で業者選びが大変
車のことは詳しくないですが、中古車屋は多分相当当たりはずれがあると思います。
内地から引っ越してきたなんて言うとハズレをつかまされそうな気もして、沖縄の生活に慣れる前に中古車を買うのは気が引けました。
また、都内に車関連の知人がいたのも良かったです。
さいごに、移住するなら勢いも大事
私は沖縄移住について数年前から願望はあったのですが、たまたま色んなイミングで背中が押されて、具体的に検討して1か月程度で決断をしました。
移住したからこそ分かることは、グダグダ考えてもあんまり意味がないということです。
成功するか失敗するかは、正直移住してみないと分かりません。ネットには色んな情報があるのでその度に一喜一憂しても時間の無駄だと今なら思います。
もちろん、ただ勢いだけで移住すれば良いとは全く思いませんが、ある程度具体的に沖縄移住の願望が自分の中で出てきたら、検討するポイントはそんなに多くはないはずです。多分、仕事や子育て、友人が出来るか?などが大半だと思います。
その部分をある程度調べて、やっていけそうならGO、ダメそうなら諦める。単純にその二択だと思います。決断しないで先延ばしにするのが私は嫌いなのでチャレンジしたというだけですので、検討ポイントだけクリアになって、ある程度大丈夫そうと判断したらさっさと行動を起こした方が人生は良くなると個人的には思います。
この記事が、沖縄移住を検討している人のお役に立てれば幸いです。