糸満市の米須海岸(こめすかいがん)は、ひめゆりの塔の割と近くにある海岸でスーサイドと呼ばれる沖縄では有名なサーフポイントのようです。
ひめゆりの塔については下記で書いています。
ひめゆりの塔の近くにあることから想像がつくと思いますが、戦争の悲しい歴史がある地域です。
先日、北名城ビーチに行ったついでに米須海岸にも寄ってみましたのでその時の写真や感想、調べたことなどをまとめます。
米須海岸の基本情報
住所 | 沖縄県糸満市米須1685 |
交通 | 那覇空港より車で約50分 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
混雑具合 | 空いています |
その他 | 地元の人しか知らないようなマイナーなスポットです。特に管理等されてはいないので24時間来れます。 |
ハブも出るようですので気を付けてください。
駐車場
ちゃんと写真を撮るのを忘れましたが、駐車場から写真を撮っています。数台は停められます。
海や風景の写真
沖縄の原風景が見られます。
サーフポイント「スーサイド」
ネットで調べると、この米須海岸がサーフポイントとしての「スーサイド」というような情報が出てくるのですが、サーフショップなどの本当にサーフィンをやっている方の情報からすると、この米須海岸ではなくすぐ隣の「山城海岸」のことの気がします。
まあ、米須海岸と山城海岸は近いですし、海なのでつながっているので大きな間違いではないと思いますが、この辺ということにしておきます。
近いうちに山城海岸に見学に行って情報を更新しようと思います。
米須海岸の戦争の歴史
米須エリアは沖縄戦のでは最激戦地と言われるエリアのです。
相当に悲惨なことが起きていたようです。
沖縄を象徴するアダンの森(パイナップルのような木)は、砲撃一撃で跡形もなくなっていたようです。
(1)一般住民が避難してける壕入口を、安全のため、畳を立ててあると、そこに日本軍が来て、日本刀で、畳を突き刺し、この壕は、軍隊が使用するから、住民は、他に出ていけと「壕追い出し」があった。
(2)米軍が、住民救助のために、飛行機からまいた「ビラ」を見ると、あれは、みんな、うそだ、見るな、読むなと、どなる、叱りつける、なぐるなど暴行を加える。
(3)爆弾が落ちると、鉄帽と鉄帽に入った頭は、ぶっ飛び、頭と体は別々に、ふっ飛ぶ情景がよく見られた。
(4)「ふくらし泉」に、水汲みに行くと、水源地の「カーカン」に、死体が集り合い、人体のあぶら(脂肪)が水面を覆い、それでも、水は欲しいので、あぶらと死体を、一方に寄せて、水を汲む、飲む、おいしい。壕内に避難している家族のもとへ、汲んで行くと、しばらく経つと、その水は、腐れて飲めない状態でした。
(5)爆弾が投下され、大きな溝ができると、その溝は、死体を埋める墓場になっていた。
(6)畑や、溝に溜まった水面上は、人体の油が浮いたり、死体が重なり合って、死んでいた。
引用元:https://hb4.seikyou.ne.jp/home/okinawasennokioku/okinawasennosyougen/syougen3.html
米須海岸の感想と周辺のスポット
米須海岸は、かなりマイナーなスポットで観光客はほとんど来ないようです。戦争の悲しい歴史がある場所なので、戦跡めぐりが好きな方などがたまに来る程度のよう。戦跡巡りやゆったりと沖縄の原風景を眺めたい場合には良いエリアだと思います。
サーフポイントとしては有名なエリアですので、現地の人、県外の人もサーフィンをしています。サーフィンスクールもやっているようです。
米須海岸の周辺の観光地にはひめゆりの塔、琉球ガラス村があります。下記にて記事も書いていますので参考にしてください。
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